2年ぶりのメジャーアップデート版となるXfce 4.8リリース

 デスクトップ環境Xfce開発チームは1月16日、最新版となる「Xfce 4.8」を公開した。約2年ぶりのメジャーリリースとなり、現行版であるXfce 4.6を置き換えるものと位置付けられている。

 XfceはUNIX系OS向けの統合デスクトップ環境。Xfce 4.8は2009年5月の「Ubuntu Desktop Summit」で開発されたリリース戦略「Xfce Release and Development Model」に基づき開発された。

 Xfce 4.8ではファイルマネージャ「Thunar」でGVFSがサポートされ、FTP、SFTP、SMBなどさまざまなプロトコルを利用してネットワーク共有フォルダのブラウジングが可能となった。コピーや削除などの操作を表示するダイアログを単一の画面で表示するよう変更され、リムーバブルデバイスの取り外しボタンも加わった。

 Xfceの特徴の1つであるパネルも一新され、画面上のポジショニングとサイズ処理、背景の半透明表示などが可能となった。ディレクトリを閲覧できる新たなプラグインも導入され、アイテムの修正や移動など管理を迅速に行えるアイテムエディタ機能も加わった。

 画面設定プロトコルであるRandR 1.2にも対応し、画面の自動検出、ユーザーによる解像度の選択などが可能となった。

 Xfce 4.8は同プロジェクトのWebサイトより入手できる。

Xfce
http://www.xfce.org/