日本HP、「SUSE Linux Enterprise Server 10」の販売開始、エントリ向け強化

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2006年10月11日、ノベルのエンタープライズ向けLinux OS「SUSE Linux Enterprise Server 10」(SLES10)の販売を開始した。HPの「HP ProLiant」サーバファミリとの組み合わせ用で、1CPUのみ・サポートなしのエントリ製品を用意し、中小規模企業でも導入しやすくなった。

 エントリクラスのLinux OS製品のラインアップを強化する製品。「HP ProLiant 100」などエントリクラスサーバから、HPCまでに対応。日本HPはノベルと共同で動作確認作業を実施。また、協調サポート体制でOSからハードウェアまでの一括サポートを提供する。

 SUSE Linuxは独自GUI管理機能「YaSTモジュール」による管理性の高さなどが特徴で、最新版のSLES 10では、仮想化ソフト「Xen」に対応し、YaSTモジュールから仮想マシンの起動やシャットダウンができる。

 最小ハードウェア要件は、メインメモリ512MB以上、HDD 4GB以上(推奨メモリ1GB以上、HDD10GB以上)。価格は、サポートなしの1CPU向けパッケージが2万6250円。2〜32CPUのサポート付きパッケージが16万5900円。OS単体販売も行い、ProLiant導入済みのユーザーも利用できる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本HP
http://www.hp.com/jp/

ノベル
http://www.novell.com/